2018年度 第3回　神戸8マスターズウォーク

　神鉄・西鈴蘭台駅…鈴蘭公園【スタート】⇒菊水山登山口⇒石井ダム⇒烏原貯水池⇒熊野橋⇒会下山公園⇒上沢⇒大開通り⇒メトロこうべ【ゴール】…阪神・新開地駅

神戸電鉄、西鈴蘭台駅

まずはスタート地点となる「鈴蘭公園」を目指します。

西鈴蘭台駅前広場のオブジェ…

…何をイメージしているのか…わかりません…。

スタート地点・集合場所の鈴蘭公園です。

既にたくさんの方が並んでいて、公園内をぐるりと一周。

神戸電鉄鈴蘭台車両基地

この写真では確認し難いのですが、新旧数種の車両が並んでいます。

しばらくは神戸電鉄の線路に沿った舗装道路を歩きます。

　元々神戸電鉄は走る音が大きいイメージが強いのですが、特にこのような静かな場所で電車がすぐ傍を通ると、走行音は街中で聞く時よりも更に大きくてうるさい気がしました…。

石井ダム（洪水調節＆レクリエーション目的の多目的ダム）

　神戸８マスターズウォーク2008年度第1回目で訪れた時とは真逆の水量の少なさですが、昨今の豪雨を考えると水位が低ければ低い程安心です。ただ満水時にはダムの変色した部分の境目まで水位が上がる事を想像すると、ほとんどの木々は水の中…木にダメージなはいのかなぁ…と心配にもなります。

妙号岩・北峰

大岩壁には何かの文字が彫られています。

少し読みづらい文字もありますが「南無阿弥陀仏」と彫られています。

　今年の大河ドラマ「西郷どん」と重なる時期、今から百五十数年程前の文久年間（1861～1864年）にこの地を往来する人々の安全を願って極楽寺の修誉締善和尚自らが彫られたそうです。一文字の一辺が1.3mもあるこの大きな文字、更にこの場所、150年以上も前にどのようにして彫られたのか気になります。

石井ダムの案内図

▶ 案内図・拡大版

石井ダム（上流側）

近づけば近づくほど…

…水面までの高さを肌で感じます。

　目の前の丸い突き出た部分と同じような場所に立って写真を撮っています。極度の高所恐怖症ではありませんが、ここから下を覗いてみるとその高さに身体がゾワゾワっとしていました…。結構怖いです…。

石井ダムからの景色（上流方向）です。

満水時を想像すると改めて木は大丈夫かなぁと心配になります…。

石井ダムからの景色

菊水山山頂の鉄塔、結構離れた場所からも見えるので神戸のランドマークの一つかもしれません。

石井ダムからの景色

神戸空港の誘導灯が見えています。視界が良い時は大阪側のどの辺りが見えるのでしょうか。

石井ダムからの景色（下流方向）です。

　まだまだ台風シーズン真っ只中、洪水調整ダムとして更に水を抜いているのでしょうか、下部から結構な量を放水しています。

石井ダムからの景色

少し遠ざかっていた神戸電鉄と再び合流です。

そろそろ先へ…

ダムの高さ分（約66m）階段を使って下って行きます。

この階段も含めダム自体の形など…

…遠くからわざわざ訪れる方がいる程、結構人気があるダムだそうです。確かに凄いダムです。私達は知らず知らずのうちに結構貴重な体験をしているのかもしませんね。

下から見ると更に迫力を感じます！

　もうこれ以上水は貯められない状態で自然放流される天端側水路（上部２つの黒い部分）から水が流れ出た事は過去にあったのでしょうか？

天端側水路から放水している姿を見てみたい気もしますが…

…それは相当危険な状態にあると言う事でしょうね…。一度も使用されない事を願います！

あの石井ダムの下流とは思えない景観です。

これから行く烏原貯水池へと流れています。

歴史を感じる橋…ではなくこれも一つのダムのようです。

　裏側には可動式の門があり、どのような仕組みなのかはわかりませんが、直接烏原貯水池へ流す、或いは更に下流の石井川へ直接流すかの分岐点の一つとなっています。

烏原貯水池・遊歩道の景色

　森林浴を楽しめるこの遊歩道、いつ頃出来たのでしょうか？私が子供の頃は一切立ち入る事が出来なかったエリアで、その当時これ程整備されていたかどうかも不明です。

烏原（からすはら）貯水池＆立ヶ畑堰堤（ダム）

　この辺り一帯は私が子供の頃よく遊んだ馴染み深いエリアの一つなのですが、立ヶ畑ダムという正式名称はほとんど使う事無く、水源地か烏原（からすはら）ダムと呼んでいました。

立ヶ畑堰堤（ダム）の下流側

　子供の頃は、特に放水されている時には恐怖心すら抱く程のとても大きなダムだと感じていました。今は石井ダムを見た後もあってか、小さく感じてしまいます…。

烏原貯水池を望む亀の甲広場前

子供の頃はこのゴツゴツとした岩壁も楽しい遊び場の一つでした。

烏原貯水池から道路沿いに少し下った場所からの景色です。

　ここから見る景色も昔とはずいぶん変わっていると思うのですが、子供の頃はあまり興味が無かったのか、遠くの景色を見ていた記憶がありません。

またまた神戸電鉄との合流です。

新湊川・熊野橋を経てここまで来ました。次は会下山を目指します。

会下山からいつもお馴染みの景色です。

　私の中で会下山はもっと高台にあるイメージだったのですが、先程の烏原貯水池下の場所から撮った写真と比較してみると、案外低いんだなぁと感じました。

会下山公園、またまたいつもの休憩場所

このピラミッドのような形をした休憩所、ついつい撮りたくなります。

後はゴールを目指すだけ。

この後、大開通りまで下り新開地へと進みます。

　ずっと晴れが続くかなぁ…と思っていましたが、スタートして間もなく雲が覆いかぶさり、青空は遠くに見えているだけで、ずっと雲の下を歩いていた一日でした。全体にすっきりと晴れていたらもっと良かったのになぁと思う場所が幾つかあっただけに少し残念です。

　今回は私が子供の頃によく遊んだ馴染みのある場所を多く通るコースだった為、懐かしい思い出と共に歩いていました。今回通らなかった場所を含め昔とは随分と変わった事も多くあるので、楽しくも有り悲しくも有りですが…。

　神戸電鉄・鉄道開業90周年、おめでとうございます！最近ではあまり利用していませんが私の記憶の中にはたくさんの神戸電鉄の思い出が残っていました。

今回は神戸電鉄沿線を歩くだけでなく、神戸電鉄と共に歩んできた数十年の思い出が蘇る感慨深いウォーキングにもなっていました。

　メトロ神戸は開業50周年なんですね。おめでとうございます！子供の頃はとても怖い場所だと感じていましたが、それも今は懐かしい思い出です。どんどん変わっていく姿は少し寂しくも感じますが、より楽しいスポットとなるよう期待しています。